松本 美佐マイスター:横浜ミサリングファクトリー
坂本さんの体験レポート
こんにちは!
今日はお菓子教室&食育コミュニティ「横浜ミサリングファクトリー」をご紹介します。
講師はいつもパワフルでチャーミングな松本美佐マイスター。
レポーターは、フランス菓子ステップアップコース在籍の坂本です。
こちらのお菓子教室には全部で5つのコースがあり、4歳から社会人まで幅広い年齢層の生徒が楽しく通っています。
わたしのコースでは、先生の母校である代官山イル・プルー・シュール・ラ・セーヌのルセット(レシピ)で本格的なフランス菓子を教えてくれます。
レッスン時間は2時間半~4時間。
集中しての作業と楽しくお喋りしながらの試食は、わたしにとって何にもかえがたいリラックスとパワーチャージの時間なのです。
今日のお菓子は「ビルヴエッカ」、アルザス地方のクリスマスのお菓子です。
身支度をして、いざスタジオへ。
本格的な道具が美しく並んだ棚。このスタジオの雰囲気に、「なんか緊張するんだよね」中・高生クラスの生徒が言ってるとか。
いい意味できりっと引き締まった空気、わたしも同感。
ステップアップコースは、お菓子作りの基礎を習い終えた人たちのコースなので、仕込みは先生がしておいてくれます。レッスンではその先の高度な技術を磨きます。
レッスンではルセットを確認した後、先生のデモを見学します。
文字で書かれたものを読む→作っている先生の手元を観察する→実践、の順番が大切。
イーストを予備発酵させます。過発酵させないように、急速冷却。
温度計を片手に5℃まできっちり下げます。
理科の実験みたい……。お菓子作りは化学です。
小麦粉は使う直前にふるいます。そうすると空気をよく含んだ状態で作業ができます。
そこへイースト液を入れ、指を使ってこねます。
ボウルの下にきちんとたたまれたタオルが敷いてあるのは、ボウルがぐらぐらしないよう固定して作業しやすくするため。手元のまわりは常に整頓、これも作業効率をあげるのに重要なのです。
それに、キレイに作るとおいしくなるんですよ。
ねっとりした生地が重たく、二の腕が痛くなる。お菓子作りは体力勝負でもあります。
まとまるようになったらビニール袋にいれて発酵器へ入れます。
1.5倍に膨らんだら、ガルニチュール(具材)を混ぜていきます。洋ナシ、プラム、いちじくなど多種類のドライフルーツを刻んだもの。その重量は生地の10倍!すごい贅沢ですね。
異なる素材を混ぜるときには、数回にわけて丁寧に。こういったところも仕上がりの美味しさに関わる大事なポイントになります。
混ざった生地を2分割し、スケールを使って形を整えます。飛び出しているフルーツは焦げやすいので、スプーンで生地に埋め込みます。
先生「これ、何の形だか知ってる?」
Nちゃん「キリストが生まれたときのおくるみの形ですよね」
正解!さすが、未来のパティシエちゃん。Nちゃんのように、小さいころから教室に通って、お菓子作りを仕事にしたいと思う生徒も生まれています。
アーモンドを飾り、オーヴンへ。その間に先生が作ったお菓子の試食タイム。
キルシュ風味のドライフルーツがぎっしり。イーストの香りがふんわりとあたたかく、かみしめるほどにしあわせな美味しさです。
今日は先生がスープも作ってくれました。
先日、就農体験イベント「畑へ行こう」で掘ってきたさつまいも……。
食べ物がどんなふうに作られているかを教室の子どもたちに体感してほしいという先生の思いから、年に数回開催されています。
また、今日はスタジオ隣接のサロンにて、カメラマンの川名マッキー氏による「趣味の写塾」も行なわれています。お菓子やお料理をおいしそうに撮るコツを伝授するマッキー先生。
このようなおもしろいコラボイベントも盛りだくさん。
焼きあがったらシロップをたっぷり塗ります。 「じゅっ」と音をたててしみこむシロップがつやぴかの秘密。
きれいにラッピングして持ち帰り。クリスマスシーズンなので、サンタさんのおまけつき。
自宅では待ちかまえていた子どもが箱を開けて大歓声。この声と笑顔がたまらなく嬉しいのです。本当においしいお菓子を作れるようになる喜びと、自分の作ったお菓子で家族が喜んでくれる幸せ−。
あなたもミサリングファクトリーで見つけませんか?