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アーティスト×マイスター
ARTIST

ガラス作家・大場 匠さん × らーぷマイスター&吉田 三和子マイスター Vol.1

大場匠さんのガラス工房「グラスフィッシュ」は、そんな自然のなかにあります。

南房総市千倉。草木に囲まれた山裾を背に、目の前は一面の田んぼが広がり、そして、その向こうには、青く光る海がかすかに見えます。
大場匠さんのガラス工房「グラスフィッシュ」は、そんな自然のなかにあります。

工房に入ると白い大きな窯が目に入ります。
常に1200度の高熱でガラスを水アメのように溶かし続けています。手をふれることのできない素材のガラスは、鉄の吹きサオを使い重力や遠心力、空気の力によって、形を作り出していきます。
大場匠さんの作品は、主張しすぎずシンプルななかにも、よく見るとちょっとフォーマルな楽しさが見え隠れしています。発想を膨らませ型にはまらない手法で、楽しい作品を生み出します。
その柔軟さは使い手にも波及します。
作り手と使い手の発想のコラボレーションは、互いに良い刺激となって、新たな作品作りの意欲になると、にこやかに語ってくれました。

工房に入ると白い大きな窯が目に入ります。

作品紹介解説:大場 匠さん

特殊な方法でつや消しにしたガラスの本体に柔らかい光を封じ込めます。

緑色の作品は「Glow stocker」光を溜め込む器です。
特殊な方法でつや消しにしたガラスの本体に柔らかい光を封じ込めます。

三つ足の花器は「ジュエリーフィッシュ」シリーズの一輪挿し。

三つ足の花器は「ジュエリーフィッシュ」シリーズの一輪挿し。ジュエリーフィッシュは造語でJellyfish(クラゲ)とJewelry(宝石)を組み合わせたものです。20年以上作っているジュエリーフィッシュシリーズの新作です。

葛で包み込んだ和菓子のようでもあります。

ずっしりとした重みのある香水瓶は「水菓」といいます。
ガラスの厚みが潤いのある果実のようであり、葛で包み込んだ和菓子のようでもあります。

ガラス工房グラスフィッシュ

ガラス工房グラスフィッシュ
千葉県南房総市千倉町北朝夷1889
TEL&FAX : 0470-44-5660

大場 匠(おおば たくみ)
大場 匠(おおば たくみ)
プロフィール
  • 1966年 東京生まれ
  • 1990年 東京グラスアート展奨励賞
  • 1991年 日本グラスアート展旭ガラス賞
  • 1992年 92′国際ガラス展(金沢)入選
  • 1994年 94′日本クラフト展入選以降3回
  • 1996年 金沢市卯辰山工芸工房修了、TTalente’96(ドイツ)
  • 2001年 アーチストインレジデンスIN瀬戸に招聘。
  • 2003年 個展(画廊椿、千葉)
  • 2004年 個展(ギャラリー蒼風、静岡)
  • 2005年 個展(金沢 Gーウイングスギャラリー)
  • 2006年 記械展 ストライプハウスギャラリー
  • 2007年 個展(金沢 名鉄メルサ)

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