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マイスターのご紹介
REVIEW

Erinaマイスターレビュー

皆さま、こんにちは。マイスターの吉田三和子です。
「マイスターレビュー」のコーナーも、今回で第6回目になります。
今回は、お菓子作家Erina先生のインタビューです。実はErina先生と私、お互い今の仕事を始める前からのおつきあい。昔はワイン片手に恋バナで盛りあがったりしていました(笑)。
さてさて、楽しいインタビューになりそうです。

吉田
Erina先生、本日はよろしくお願いします。
……何だか改まると緊張しますね(笑)。
まず初めに、お菓子作家という今の道を志したきっかけってどんなことですか?
Erinaさん
きっかけですね。実は私、幼稚園の頃まで市販のお菓子って食べたことがなかったんです、おやつはすべて母の手作りお菓子。
そんな環境で育ったので、自然と小学生の頃から、自分でもお菓子を手作りするようになりました。
吉田
私が知り合った頃も手作りの美味しいお菓子、作ってくれていましたよね。
Erinaさん
照れますね。

Erina特製マカロン

吉田
私も大好きな、Erina特製マカロン。
確かマカロン作りがきっかけになったんでしたっけ?
Erinaさん
よく覚えてますね~(笑)。
パリで食べたマカロンが本当に美味しくて、帰国してから作ろうといろいろ調べたけれど、どうしてもうまくいかない。美味しくできたマカロンがあっても、次作ってみても、それはうまくできない。そんなことの繰り返しで、独学の限界を感じるようになったんです。それで、きちんと習ってみようと思いました。
独学でやって出来なかったことを習うことで解決できる、その「習うことの大切さ」を感じました。それと、同じものを同じようにいつも作れるということの大切さ、それも強く思うようになりました。
吉田
それがル・コルドンブルーへ入学へとつながるわけですね。
Erinaさん
そうなんです。通信教育なども考えましたが、祖母の後押しもあり、ル・コルドンブルーフランス菓子講座へ入学しました。独学で出来なかったことをどんどん解決してもらったといった感じで、ワクワクすることの連続でした。
吉田
確か、お仕事を続けながら通っていたよね?
その期間って、なかなか会えなかったような……。

出来なかったことをどんどん解決してもらったといった感じで、ワクワクすることの連続でした。

Erinaさん
自分で選んだ道ですが、仕事をしながら、夜に学校へ通う……。
振り返るとホント必死でした。シェフが作って下さる講義を集中して見聞きし、そして走り書きでノートをとって。帰宅すると11時過ぎ。翌日の会社の休み時間に、おにぎり片手に講義の走り書きをまとめ、翌日にもう実習、そして採点……。がむしゃらに走り続けたという感じでしたね。
そんな生活を1年半。家族の協力もありがたかったです。帰りが遅くなり、器具などを持っていると荷物も重いので、主人が心配していつも迎えに来てくれたりしました。
吉田
フフ、優しいご主人だよね。(実は、Erina先生のご主人、マイスター杉なまこ先生の弟さん♪)
ご家族の愛が素敵だわ~。
Erinaさん
ありがとうございます。でも、毎週、毎週、ケーキ1ホール持って帰ってくるので、家族みんなでふくよかになってしまったりもありました(笑)。いい思い出です。

毎週、毎週、ケーキ1ホール持って帰ってくるので、

吉田
話は変わりますが、お菓子作家としてのお名前、フルネームではなくErinaと下の名前だけにしているよね?
Erinaさん
結婚前から私のお菓子のファンでいて下さった方も多かったのが、一つの理由です。それと、昨年軽井沢のカフェでお菓子を提供させていただいていたのですが、その時のお客さまたちからも下の名前で親しまれていました。
じゃあ、いっそのこと名字をはずして、下の名前のErinaだけを名乗って活動することにしてしまおうと決めたんです。
吉田
お菓子作家Erinaの誕生ですね!
以前より不定期にお菓子教室を開催されていましたが、今年の4月から正式に自宅での教室をスタートされましたよね。どんなスタイルのお教室なんですか?
Erinaさん
1クラス4人の少人数制です。いらっしゃる生徒さんは初心者の方が多いため、「美味しいものを簡単に」をモットーにやっています。材料もスーパーで買いそろえられるものを中心に、難しいものはネット通販などで揃えられるようなものを選んでいます。
みんなでワイワイ楽しく作りながら、美味しく食べたいなって。そして、最後のラッピングなども含めてレッスンしてます。
吉田
お菓子ってプレゼントにぴったりですよね。習ったお菓子を復習して、大切な人に差し上げたいって生徒さん多いんじゃないですか?
Erinaさん
そうですね。私自身も、自分で作ったお菓子を食べてもらって「美味しい!」と喜んでもらえた瞬間が一番うれしいです。そんな声が、お菓子を作り続けていくやりがいになっているかな?
レッスンでも、心をこめたかわいいラッピングのアイディアをお教えしてるんですよ。

「美味しい!」と喜んでもらえた瞬間が一番うれしいです。

心をこめたかわいいラッピングのアイディアをお教えしてるんですよ。

吉田
事実は私も以前Erina先生のマカロンのレッスンを受けたことがあるんですよね。Erina先生のマカロンが美味しくって、どうしても習いたくって。
レッスンの最後、かわいいラッピングを教えていただいて。「あー、かわいいから誰かにプレゼントしたいなあ~」と思って、実はマイスター・らーぷ先生にプレゼントしたんです。それ以来、らーぷ先生と娘さんたちはErina先生のマカロンのファンとのこと。
Erinaさん
ありがとうございます。そうやって繋がっていくのも、なんだかとても楽しいですよね。
吉田
これから、お菓子教室や料理教室の先生になりたいという方たちに、何かアドバイスあったらお願いします。
Erinaさん
私もまだまだ駆け出しですが、まず自分が疑問を持って勉強していないと教えられないなあと思うんです。今は当り前のように出来ることも、昔は出来なかったんだって。その自分が出来なかった頃を思い出してレッスンすることって、とても大切だなあと感じています。
吉田
最後に、andpartyに、ご感想や応援メッセージを一言お願いします。
Erinaさん
いろいろなジャンルの先生方やその生徒さんたちとの交流が出来るところがとても楽しみ、ワクワクしますね。応援しています。
吉田
いつかM3(イベント企画)カフェスタイルとか出来たら、楽しいですよね。これからも頑張って下さい。
今日はありがとうございました。

Erina先生、今日はありがとうございました。

インタビューを終えて

「姉さん、時間ありますか?」と、インタビューが終わると美味しい紅茶と手作りのケーキ。細やかな気配りと努力、頑張り屋さんのErina先生。改めてインタビューして、再認識しました。温かい愛に包まれたご自宅でのお菓子教室、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

「Erinaの夢は何?」と聞くと、「ご両親、妹夫妻、自分たちの3世帯住宅+キッチンスタジオを建てること!」と笑顔で答えてくれました。いつか必ずかなうといいですね。

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